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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter82 『《おみそしる》』 82-6


「ロールプレイングゲームやってんじゃね〜。 好きな役になれるかっ!」

(ソラがカチンときたところで、ピュアが、静かに席から
立ち上がった。)

「(こほんっ)あの、ピュアから、ひとこと。

よろしいでしょうか?v」

「なんだよっ!」

「なにっ///」

(2人は鼻息も荒く、ピュアに振り向いた。)

「ソラさま・・。

王子さまと結ばれるのは・・、お姫さまだけです。」

(ピュアは、神妙な顔で両手を組むと、ふわりと、空気を纏うドレスを揺らし。
ニーハイソックスの細い脚を整え。 小さく丸いつま先の靴で、2人の前に立った。)

「巫女さまでは。 だめなのです・・v」

(組んだ手の、袖元から見える細かなレースが、美しく。)

(クリーム色に、ふわふわとカールし、腰までも届く。 柔らかな髪が揺れた。)

「ん?」

(ソラは数秒考え、固まった。)

「/////////!」

(ミイは即座に顔を真っ赤にし、後ろに卒倒しそうになった。)



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