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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter82 『《おみそしる》』 82-7


「ぷっ、あははっ! 告白っ!?」

(ソラが大げさに笑ったので、ミイはキーッと怒りながら、
短い手で、ソラにパンチを浴びせた。)

「痛っ! 待てって、

お前、あんなに俺に向いてないとか言って。」

「俺は、お前に頼らなくても探せる。」

「ウソだ〜っ/// ソラ鈍感だもんっ。」

(繰り出されたパンチを、片手で受け止め。 ソラは手を掴んだ。)

「じゃあ、一緒に来いよ。」

「///!」

「見てみたくね〜か? もう一つの世界があるなら。」

「聞いただろっ、砂漠に宮殿。 おまけに俺の見た魔物は、そっちの世界から

ここへ来た、魔力の力だ。」

「そんなもの、放っておくのは。 気持ち良いもんじゃねー。」

「俺は、この街に何かあると。

ずっと感じてたんだ。」

「お前もそうだろ。

だからそんなに、不安なんだ。」

「ミイ、お前が巫女かどうか、俺が何かなんて。 問題じゃない。」



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