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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter83 『赤い方と青い方、赤いの』 83-16
「ソラっ!/// だめだよっ!///;」
(ぱたぱたと走り寄る足音がして、2人の少女が、人垣の前に現れた。)
「あっ・・。///」
(ミイは、今にもなぐりかかろうとしているソラに、驚愕しながら。
その隣に立つ、夏樹を見た。)
『あの人・・!』
ドクンッ・・
『!』
(不思議な波動が流れ、ミイは息を飲み。 立ち止まった。)
ドクンッ・・
(ミイは、瞬間。 その色白の少年の。 深い、紺色の瞳が自分に振り返るのを見た。)
ゴワッ・・!
(不思議な波動が、まるで鼓動するかのように、少年の立つ足元から、流れ出している。
ミイは、黒煙が湧き上がる幻を見た様な気がして。
叫び声をあげた。)
「きゃあぁぁぁぁ〜っ!」
『!』
(異変を察すると同時に、狐次郎は、わずかに左手をあげ、ソラに向けた。
瞬きする瞬間。 ソラは何かが振動する音を聞いた。)
ギィィィン
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