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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter83 『赤い方と青い方、赤いの』 83-19


「ん〜v 赤い方のほうですか?v 青い方のほうですか?v」

(ピュアはちょっと考え込む風に、指をあてながら。 クリーム色の瞳で
かわいらしく瞬いた。)

「青い方にきまってんだろっ!」

(ソラは言いながらニンマリ微笑み、勢い良く立ち上がった。)

「ミイは初めから、あいつのことを気にしてた。」

(水色の瞳がキラリと揺れ、ミイを見た。)

「偶然で、ここへ来たのか?」

「ミイ。」

(ミイは、オレンジ色の髪をふるふると揺らし、肩をすくめた。)

「///わかんないっ;」

「どうだ、ピュア?」

(せき立てるソラを前に、ピュアはうなづき。 考えていた指先を、
真上に。 星空の光る夜空に向けた。)

「・・このへんかとv」

(聞いてソラは楽しげに笑った。)

「あっはっ!」

「お前は?」

(ミイは、ためらいながら。 小さくその場で足踏みした。)



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