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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter83 『赤い方と青い方、赤いの』 83-20


「・・/// ちかくに・・いると思う・・///」

『人波にまぎれて、あの隙に帰ったのかもしれない。』

『その方が、どう考えても、あたりまえなのに。

あたりまえじゃないことが。

俺の前で起こりすぎてる。』

「お前が言うなら、間違いない。」

「面白れ〜な。 ピュア、俺らも行けるか?」

(ソラの言葉に、ミイは不吉な予感がし、震えあがった。)

「///! ダメダメっ! ぜったいダメっ!///;;」

「ははんっ。 決まりだ、ピュアやってくれ。」

(ミイが泣きそうな時、それは《闇》がいるサインだ。)

「ええ〜っ!///;;」

(ミイが両手で顔をおおったので、ソラは片手をつかんで、
目を開けさせた。)

「見てなきゃもったいね〜ぞ。」

『!///』

(それは、遊園地の絶叫マシンに乗る時、お化け屋敷に入る時、ホラー映画を観る時に、
ソラが決まって言うことばだった。)

(ピュアは笑顔で頷き、ポケットから手のひらに。 小さな魔法の杖を取り出した。)



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