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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter83 『赤い方と青い方、赤いの』 83-2


「ばっ! 馬鹿。

よく見ろ; あ〜あれだ。 俺が思うに、ここは。

ブランドの店だぜ。」

「《ブランド》?」

(クリーム色の長い睫毛が、瞬き。 期待の眼差しで、ソラを見た。)

『うっ・・。』

「やめろっ! そんな目で俺をみるな〜っ!///」

(ソラは、ピュアのきらきら目線の攻撃から。 なんとか理性を保とうと。
目を閉じ、ショーウィンドウの前で苦悶した。)

「お前っ、ロイヤルソフトクリームがいくらすると思ってんだよっ!」

「2000円だぜっ; ソフトクリーム1つに・・。」

「その上、こんなの買えるか・・。」

(ミイはまだ、2人の背中を掴みながら。 ピュアににっこりと振り返った。)

「だ・か・ら、ソラにおごってもらうんじゃないっ♪ ね〜っv」

「ね〜v///」

(ピュアも笑顔を返し。 ガラス窓に額をあて、目を閉じ、何やらこぶしを握っている
ソラに、ミイは振り向いた。)

「ピュアちゃんは、服変えたくないって言ったんだよ? ソラだって!

派手な髪色変えないのに〜っ!///」



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