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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter83 『赤い方と青い方、赤いの』 83-9


ペシッ

「・・。 ピュア、こんなの巫女じゃねー。;」

「なにようっ/// このっ! 背ばっかり、でっかくなって!」

「いばらないでよねっ///」

「威張ってね〜だろっ。;」

(ソラは、動揺しているらしいミイの。 少し火照った頬に。
大きな右手で触れた。)

(左手は、ミイの手を握っていた。)

「・・いいか、ミイ。

俺から離れるな。」

「俺の、見えるところにいろ。」

『ソラ・・?』

『どこかで、聞いたような気がする・・。』

『ソラのそのことば・・。 どこかで・・?』

(頬に触れた手から伝わる、温かさが。 ミイの不安を打ち消すようだった。
それでも、心は。 不思議と、向かうべき場所をミイに伝え。
それは、ソラに伝わった。)

「行くか。 ロイヤルミルクリーム。」

「一度くらいいいだろ! 話のネタに。」



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