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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter84 『三日月とソフトクリーム』 84-13


ライオンの鉤爪のよう。
そこで、ソラは。 先ほどの闇を思い出し。 我に返った。)

「ソラさまっ!///」

ゴポポッ・・ バサッ!

(同時に水面をぬけ。 幸運にも、そう高くない位置から。
ソラは、草が茂る。 芝生の上に、背中から落ちた。)

ドサッ

「・・っ!」

「・・っ痛;」

(本日2度目の、強打した背中を丸め。 ソラは痛みに、堪えながら、
背中をさすった。)

「ふ〜。

大丈夫か? ミイ。」

(ミイは、ソラのお腹のあたりで。 くしゃくしゃになりながら、
芝生の上で、顔をあげた。)

「ぷっ! 面白え〜顔っ!///」

(短い、可愛らしいミイのオレンジ色の髪が、くしゃくしゃになり、顔や、
あちこちに、芝生をくっつけ。 怒ったように、むっと頬を膨らませ。
その表情が面白くて。 ソラが笑った。)

「///! 面白くないっ!/// ソラのばかっ///;」

(ソラは両手を後ろにつき。 背中をそらせ、空を見上げた。)



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