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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter84 『三日月とソフトクリーム』 84-14


ふわっ トサッ

「あいつ、すげーな・・。」

(そのまま、芝生の上に仰向けに倒れると。 ソラは、両手を広げ、
夜の空気を吸い込んだ。)

「殺されるかと思った。」

「たしかに怖え〜や。 真剣だったな、あいつの目。」

「なんで、あいつは。 《闇》を追っかけてるんだ?」

「あいつも、俺らみたいに。

お前の国から来たのか?」

(芝生の青い香りに包まれながら。 大の字に寝そべり、隣に座る、
ピュアに顔を向けた。)

「エアリエル国から来たのは、わたしたちだけだと思いますですv」

「闇の魔術は、禁じられていて。 だれも出来ません。

あと、ピュアのもう一人のお師匠さまはv もちろん出来ますがv」

「今は、次元の扉がとっても狭いので。 力の強い人は通れません;」

「ピュアとソラさまv それと、ソラさまと誓いを立てられた。

ミイさまだけ・・。」

(ピュアの話に興味を持ったミイが、顔を上げた。)

「誓い・・?///」

(ピュアははっとして、クリーム色に、カールした髪をなびかせ。 顔を赤らめた。)



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