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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter84 『三日月とソフトクリーム』 84-4
「あの時の、あれはあいつだ。 ミイ。
会いたいのは、カッコイイから。 じゃねーだろっ?」
(ソラが問いただしたが、ミイは。 混乱しているようだった。)
「/// わかんないっ; 会いたいけど・・。」
「(ぶんぶんっ)///」
(ミイは、首を横にふった。)
「怖いんだもん・・;」
「? あいつが?」
(今度は、しきりに頷くミイに、ソラは眉根を寄せた。)
『たしかに・・あいそなさそうだったけどよ。』
ゴウンッ・・
(ふと、紺色の髪の少年の、冷たい視線を思い描いた時だった。)
(音のない、静かなその空間に。 わずかな揺れを感じ、
その場に立ち止まった。)
「この中に居れば。 安全だって言ってたよな? ピュア。」
ゴワンッ・・
「・・。 俺らがでなくても。
向こうから来たときはどうする?」
「たしか、俺は。 剣術が得意だ・・とか、聞いたけど。」
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