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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter84 『三日月とソフトクリーム』 84-6


(黒い生き物の、巨大な赤い4つの目が見え。 オオカミの様なするどい牙の口が
数秒の間に、視界に飛び込み。 その場から逃げる間は、すでになかった。)

「ミイっ!」

ゴワ・・ッ!

『・・・!』

「きゃ・・っ!///」

(瞬間、ソラはミイに振り向き。 上から、ミイの身体を覆った。)

バリッ・・!

ガリガリッ・・バリバリバリッ・・!

ガッシャーンッ!!

『!』

バキバキッ・・バララッ

「・・っ!」

「ピュア。」

(ピュアは、赤い羽根を開き。 宙に舞うと、魔法を発動させた。)

「《闇の力を秘めし鍵》よ。 《解き放て》《風の盾》」

ビュワッ・・!

(クリーム色の魔法陣が煌めき。 巻き起こした風が、盾のように3人を覆い、
地響きを上げ、砕け。 落下する、ガラスの壁面や天井から。 守った。)



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