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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter85 『花弁』 85-15


「目をそらせなくなるの・・。」

(散ることを、止めることのできない花の下で。
水色の瞳が煌めいた。)

(その目にとどめたいと願うことは。 許されないようにさえ思えた。)

(けれど、瞬く瞳の上で。
花びらは、散り続けた。)







『花弁』
Chapter85 End

Fragment of Time・・・時の欠片の道しるべ



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