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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter86 『理由』 86-12


『光の樹が、枯れて。 エアリエル国が滅びるの・・。』

『・・。 そういうの。 ソラは、見過ごせない・・。』

『ピュアちゃんの話が本当か、確かめるすべもないのに。』

『もちろん、わたしも信じているけど///』

『ソラは、微塵も疑わないの。』

「んぉっ! いい味。」

(ソラは有り合わせの調味料で作ったドレッシングを指先で味見すると、
ニッとミイに微笑んだ。)

「ほんと〜っ?///」

「あ。 疑ったなお前っ、ミイの分無し。」

「ええ〜っ! いじわるっ///;;」

『最初に、ソラがピュアちゃんに会わせてくれた時。』

『ソラは言ったよね。』

『「こいつの話を信じろとは言わない。 けど、

この世界じゃ、どれだけの数の人がいるかわからないのに。」』

『「こいつは、俺らを選んだんだ。」』

『「力になりたい。」』

『「何も、出来ないとは、決まってね〜。」』

『「こんなちっぽけな街で、おまけに俺には何もない。 それでも良いじゃね〜か。」』



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