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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter87 『決行』 87-20


「石に限らず、魔法をかけたものは、そんな風にv 肌に触れ、身につけると

効果があるものですからv」

(ミイはそれを聞いて、自身の胸元に触れたが。 身に覚えのない通り、そのことさえ
記憶のかなたで。 思い出すことは出来なかった。)

「・・ううん。」

(がっかりした様子のミイを見て、ソラは微笑んだ。)

「ロイヤルミルクリームの、ロイヤルソフトクリームで、

今日はかんべんして。」

(ミイの頬はぱっと赤らみ。 視線の先で、水色の瞳が、きらきらと
鮮やかに光っていた。)

「///! うんっ♪

みんなの分ね///」

「・・! マジか・・っ; 何人いんだよっ!///」

「ううっ・・;;」

「うふふふっv///」

(ソラは頭を抱え、水色の髪を掻き上げ。 ミイとピュアは、嬉しそうに小躍りした。)

***

(繁華街のメイン通り近くに、佐織とチイ、駆も居た。
行き交う車の波を見つめながら、手元の携帯越しに、佐織は紫苑に電話していた。)

「ん。 もうちょっとでそろうかな〜? あとケーキに入れるやつ。」



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