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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter88 『覚醒』 88-11


(ソラは、言った言葉に、つられて自分でも恥ずかしくなり。
なんとかミイに訂正しようとしたが、発動しだしたピュアの魔法が、辺りを包み出し。
もう、それどころではなさそうだった。)

「《解き放て》」

「お〜い、天野っ!」

「わたしたちも一緒に行くから〜っ。」

(ちょうどその時、通りの向こうから、駆け寄って来る3人が居る。)

(snow dropに集まるために、買い出しを終えた佐織、駆、チイが。
繁華街の中心にあるその通りに居る。 ソラとミイ、ピュアを見つけて、走って来たのだ。)

「はっ?」

(ソラの水色の瞳は瞬き。 後ろを振り返った。
そう遠くないところまで、3人は駆け寄ってきている。)

『ヤバい・・;』

「ピュアっ、待て。 一緒に行くのは俺らだけだっ! いいな。」

「ふぇ?」

「だからっ! 俺とミイ・・っ!」

コォォォーッ

(光は辺りを包み出し、もう、繁華街のイルミネーションのせいだと
言い訳できないくらいに。 辺りを照らし出していた。)

「ラジャーですっ♪ はいですっv ピュアみんなで行くです〜♪v」



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