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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter88 『覚醒』 88-30


【ガァァァーッ!】

「待てっ! 逃がすかよっ!」

(深い傷を負い、闇は再び舞い上がった。)

「そういやっ、副会長たちどこいった・・!? ピュアの魔法に

どっかに飛ばされてね〜だろうなっ。;」

バッ・・バサササッ!

(ソラは剣をつかみ、赤い羽根で強く羽ばたき。 上空へ、闇が向かった。
異空間の先へ、舞い上がった。)

「ソラ・・っ!///」

(ミイは、小さくなるソラの後ろ姿を見上げ、立ち上がった。)

「はっ・・。」

(だが、即座に後ろを振り向き。 再び、夏樹の前にひざをつくと。
真剣な赤茶色の瞳で、夏樹を見た。)

「・・っ、わたしっ。 行かなくちゃ。」

「ソラと一緒にあの女の子をっ、みんなを助けるから。 心配しないでっ。」

「ごめんね、きっと。 闇は、ソラとわたしが居たところから、ここへ来たの。」

「あなたのせいなんかじゃない・・!」

「わたしっ、きっと・・! あなたを・・っ///」

『・・助けるから・・っ!』



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