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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter88 『覚醒』 88-43


『・・、こいつ。 自覚なしか; 手に負えね〜。』

「お前が、戦わなくていいくらい。 俺が本気出すっ・・!」

「・・? ふっ。

期待しとく。」

「あっ!? あ〜、あれだ。 今、完全に笑ったな・・。」

「くっそ、見てろよっ! 夏樹〜っ!」

「俺は立派な王になってやるっ!」

(何やらやる気に満ちたソラに、夏樹は微笑み、瞬いた。)

「なに目指してるの? くっくっ。」

「あ〜、笑うなっ! これには、あれだ。 いろいろあるんだ、事情がっ!」

「くすくすっ、ああ、そう。」

「待てっ、聞けって・・!///;」

(夏樹は、気もそぞろに。 前方を振り向いた。)

(菖蒲に助けられ、紫苑がこちらに向かって走ってくる。)

「夏樹くんっ!///;;

心配したよ・・っ///」

「・・紫苑さん。」

(紫苑は夏樹に抱き付いた。)



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