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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter89 『Friend』 89-24
(ソラの言葉に、皆が顔を見合わせ。 夏樹は、真剣な表情で顔を上げた。)
(水色の瞳は、紺色の瞳を見つめて、にっこりと笑った。)
「まずは、情報交換だな。
お互い、知ってることを、話そうぜ。」
「まず、俺からだけど。
お前が追いかけてる、《闇》は。 間違いなく、俺とミイ。
ピュアが居た、《異世界》、《エアリエル国》から来てる。」
「《闇の力》の源である、《鍵》を探して・・。 《闇》は、
《時の欠片》の中に入った、魔女の力が形になって出てきたものだ。」
「それがどういう物か、わからねーが。
《鍵》を見つけて、壊すしか。 《闇》をなくす方法はない。」
「《時の欠片》は、その手がかりともいえるな。」
「けど、今日わかったことがある。」
「ミイには、《時の欠片》から、《闇》を追いだす力がある。」
「あの女の子の中に。 《闇》が消えたあと《時の欠片》が、戻って行っただろう?」
「あれは、どういうことだろうな?」
(ソラはう〜んと眉根を寄せ。 腕を組み。 ビー玉の様な水色の瞳を、ゆがめた。)
「ソラさまっv 《時の欠片》は、《闇の樹》から生まれるはずだった、命の欠片ですv」
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