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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter89 『Friend』 89-37


(ソラが後ろで伸びをし、話し声に目を覚ましたようだった。)

(明けて行く空は、遠く、海の上から。 柔らかなピンク色と、水色の混ざる雲を映し。
射してゆく光は、次第に夜を、朝へと変えて行った。)

「ふわ〜ぁ。 何時〜?」

「何みんな〜、寝なかったのかよ。」

(ソラはまだ、眠そうに目をこすった。)

「おはよう。」

(夏樹はちょっと、振り向き。 そんなソラを見た。)

「ねぇっ! ソラっ、海行こっ、海〜♪」

「! はぁっ!/// 何時だと思ってんだよっ。 まだねむ・・。」

「行くよ〜♪///」

「おわ・・っ!///」

ゴッ・・!

(ミイがソラが枕にしていたクッションをひっぱり、拍子で。 ソラはソファーから
転がり落ちた。)

「行く?」

(夏樹は、微笑みながら。 紫苑を見た。)

「///! うんっ。」

(紫苑は、頷き。 夏樹は腰を上げた。)



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