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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter9 『行くぞ』 9-13
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[「どう。」]
[「なかなか賑やかな街でしょう? 夏樹くん。」]
「そうだね。」
[「風見市には魅力がたくさん。」]
[「海もあるし、新緑の森や。 景色の良い丘もたくさんあるわ。 学校もその名の通り、
風見ヶ丘という丘の上にあるの。」]
「うん。」
[「お店は・・そうね。 小町通りはお勧めよ。」]
[「ドライブも良いけど、ウィンドーショッピングも楽しいわ。」]
「へぇ? そうなんだ。」
(夏樹は、前で菖蒲が何か言いたそうな様子を見て、笑いをこらえ頷いた。)
[「おしゃれな洋服のお店も多いし、素敵な雑貨屋さんだって。」]
[「女の子なら好きなところがたくさん。」]
「・・だってよ、菖蒲。」
(夏樹は、静乃の言葉にわざとらしく相槌を打った。)
「ん・・、話の方向が可笑しくないですか?」
(菖蒲は苦笑した。)
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