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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter92 『籠の中の世界(赤)』 92-2


シャリリッ

「おいひい〜♪///」

(佐織は、口の中に広がる。 冷やりとした美味しさに舌鼓した。)

ズザザッ ガタンッ

『!』

(突然聞こえた物音に、佐織は驚き。 振り向いた。)

「え? あ、海里? やっぱり来たんだ。 わたしも今来たとこ・・。」

「///! さ、さささっ! 佐織先輩っ!;」

「だ・・誰っすか? 誰っすか・・! そのっ、隣の男っ!///;」

『・・ん?』

(駆は、再びかき氷を頬張りながら。 近くを通りかかり、こちらを見て、
突然腰を抜かしたらしい、佐織の後輩の男の子。 海里を見た。)

「は〜ん。 剣道部の後輩くんか〜?」

「海里くんか? 聞きたまえ。」

(駆はもったいぶった態度で、海里にアドバイスした。)

「もっと牛乳を飲みたまえ。 佐織は、自分より背の高いやつしか男と認めん。」

「俺の身長を越えてから、出直してきなっ。 はっはっはっ!」

「・・何いばってんのよ?;」



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