HOMENovel
Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter92 『籠の中の世界(赤)』 92-23
「夏樹さんや、みんなに会えたしっ♪」
「わたしはっ、ソラと同じ高校生になれて、うれしいな〜♪」
「ん?」
「///ううんっ、別にっ。」
「ふふふっふふ〜ん♪」
(ミイは浴衣の上、きらきらと光る、ペンダントを明かりに照らしてみた。)
チャリリッ
「きれいな紺色と、水色の石・・。」
「“アイオライト”と“アパタイト”」
「“鎮める力”と、“絆を強め、引き寄せる力”」
「2つの石の組み合わせの意味は・・。 “行くべき道を導く。”」
(ソラの隣を歩きながら、ミイはペンダントを握りしめ。 前を見た。)
「2人を、守ってね。」
***
「あ〜、いたいたっv」
「たんぽぽちゃんv 遊びましょ〜v」
(理恵は、金魚をすくい終わって。 にこにこと立ち上がった蒲公英を見つけ、
声をかけた。)
「あっ/// 理恵ちゃんっ!///」
『 次ページへ 』 『 前ページへ 』