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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter93 『覚悟』 93-61


「たぶん、あれは・・。」

(ミイは、砂の上で。 まだ顔を覆っているソラの隣に。
そっと、白い砂粒をまきあげて、スカートを揺らし。 腰を下ろした。)

「ソラ。 答えは。

一つだけかな?」

「え?」

(ソラは、強く握った腕を解き。 ミイの方へ、顔を上げ、水色の瞳を向けた。)

「だぁ〜って/// 魔法だよっ♪」

「異世界だよっ/// あんなに綺麗な時の欠片だよっ///」

「ソラ、言ってたよねっ。 も〜っと、楽しいことが待ってるんでしょ♪」

「もう終わり?///」

(聞いて、ソラの顔は輝き。 わざと頬をふくらませた。)

「(ぶ〜っ) まだまだ〜っ!」

バサッ

「よっと! 今にみてろよっ。 俺は、呪いを解くっ!」

「ぜったいだっ!」

(ソラは立ちあがると。 大海原に向かって、仁王立ちし。
腰に手をあて、天高く。 指をさし、青空に宣言した。)

「くすくすっ/// よっ! かっこいいぞ♪///」



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