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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter94 『薄雲』 94-16


「はぁ〜、また。 ヤバいことになりそうだな。」

「夏祭りのあと、何があったのか。」

「聞いただけで、信じられねーってのに・・。」

「佐織じゃねーけど、俺、役に立てるか?」

「お前も、どうやらっ。 並みの奴じゃないらしいしなっ!」

(駆は、こんがりと焼けた素肌に。 白い歯をにっと見せて、ソラを指さし笑った。)

「・・どーも。

けど、戦った印象じゃ。 今の俺じゃ、まだまだイチコロって感じだぜ。」

「特に大将・・。 あいつこそっ、ぜったい普通の人間じゃねー・・;」

(ソラは、思い出し、歯ぎしりした。)

「///ソラ! 夏樹くんのお父さんのことでしょう〜っ/// そんな風に言ったらダメっ。」

(ミイは、紫苑を手伝い。 お箸をテーブルに並べながら、ソラに注意した。)

「FOTの他に、欠片を集めてるっていう、敵も。

どんな奴か、わかんねーしな〜。」

「まー、あせっても。 しかたねーから。」

「この夏俺はっ! ピュアと魔法のとっくんをする・・。」

(ソラは意気込み、片手でこぶしを握った。)

「へ〜。 お前、補習はまぬがれたのかよっ。」



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