HOMENovel
Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter94 『薄雲』 94-22
(しかし、紫苑は。 肩をすくめて、小さく微笑んだ。)
「くすくすっ。
夏休みの間は、難しいかも。」
(ソラは不思議そうに、瞬きした。)
「何で?」
(駆も、FOTで何かあるのかと。 いや、あって当然だと。
怪訝そうに、顔をしかめた。)
(だが、紫苑は微笑んだ。)
「・・きっと、補習があるから・・。」
「ん?」
(ソラと駆は、顔を見合わせた。)
「・・/// 静乃先生が言ってたの。」
「その・・/// 夏樹くん、補習だって。」
(聞いた途端、二人は爆笑した。)
「あっはっはっ!///」
「マジか・・っ!/// あいつあんなにカッコイイから。」
「全部上手くこなしてるんだと、思ってた///」
「ははっ。 だな。」
(ソラがなんだか嬉しそうに笑っているので、駆もつい微笑ましくなって笑った。)
『 次ページへ 』 『 前ページへ 』