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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter94 『薄雲』 94-6


「・・な、そう言い出すと思った。」

「けど、今はだめだ。」

「お前は自覚してね〜だろうけど。 みんなまいってる。」

「腹が減ってちゃ、軍はできね〜だろ。」

(夏樹の意思が固いとわかったので、ソラは視線に力を込めて、
夏樹を見た。)

「くすくすくすっ/// 夏樹さん、ごめんね。 ソラがお腹が減ってるだけなの///」

(ミイはソラの隣で微笑み、二人をテーブルに促した。)

「食べよう。 話しはそれから/// きっと、元気でるよ。」

(ミイはちょっと焦げた目玉焼きと、不格好なサラダをテーブルに置きながら。
二人を押しやり、席につかせた。)

「みんな、お前の顔見たがってる。」

(ソラは夏樹に微笑んだ。)

「紫苑ちゃんと、ピュアちゃんも、呼んで来るね。」

(ミイは、嬉しそうに。 ぱたぱたと2階への階段へ走り始めた。)

トントントンッ

「食える?」

「無理するなよ。」

(そう言いながら、ソラは。 テーブルにひじをつき、目玉焼きにフォークを



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