HOMENovel

Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter95 『強く』 95-2


「もともと、魔法が苦手だから。 魔法陣が剣にぶつかって、

うまく動かね〜。 くそっ、あれだ。 やっぱ実践あるのみだな、こりゃ。」

「お前とやりあってても。 本気になれね〜。」

(水色の瞳が、鮮やかに煌めき。 間近でニッと笑ったので。 ピュアはドキッとして、
顔を赤らめた。)

「///ぷぅ・・。 ピュアのせいにしないでくださいよぅ/// 夏樹さまだって、

“補習”をがんばってらっしゃるのですからっv ソラさまもっ。

がんばってくださいです〜///v」

「くっくっ。 残念〜。 俺は、夏樹とちがって、補習ねーの。」

「あははっ。/// 面白くてだめだっ。 あいつあんなにカッコイイから。

勉強も得意そうだろっ! ぷふふっ。 俺は、この点だけは、あいつに勝ったね。」

(ソラは、ピュアが目の前に運んでくれた温かなお味噌汁を前に。 両手を合わせて、
目を閉じた。)

「サンキュ。 いただきます。」

「そしてこの夏、俺は魔法剣を習得する・・。」

「ふははははっ! 俺は負けね〜。」

ガララッ

「あっ、ミイさまv おはようございま・・っ。」

(ちょうどその時、玄関扉を開けて。 上がってきたミイが。



『 次ページへ 』 『 前ページへ 』
このページのトップへ