HOMENovel

Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter95 『強く』 95-25


***

「(なつきっ! 夏樹〜っ!)」

「(お〜いっ!)」

ブンブンッ

(ソラは静かに整列している、生徒たちの列の間から。 遠く、F組と反対に位置する
A組の列を目指し。 小声で、大きくジャンプしながら手を振っていた。)

「・・なにあれ?///」

「F組の、天野じゃない・・?///」

「あの、水色の髪の不良っ・・。 なんで、雨宮くんと知り合い?」

(遠くからでも目立つソラが、飛び跳ねているので。
生徒たち、とくに女子たちがこそこそと、ささやき合った。)

[「え〜、夏休みも前半が過ぎました。 中高生の皆さんは、特に。

高学年の皆さんは、勉学も大事なときでしょう。」]

「・・ん。」

(夏樹が気づいて、ソラの方へ振り返った。)

[「しかしながら、この青い空! 青い海!」]

「(な・つ・き〜っ!)」

「・・ふっ。」

(目が合って、夏樹は思わず笑った。)



『 次ページへ 』 『 前ページへ 』
このページのトップへ