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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter95 『強く』 95-28


「ああ?」

「ぶっ飛ばされたいのか?」

(不良顔負けの眼力でにらまれ。 ソラは恐れ入り、グチをこぼした。)

「; ぜって〜おかしい。 何で心優しい俺が不良扱いで、

先輩が生徒会長なんすかっ!」

「夏樹がいるのが嬉しかったから・・ついっ。」

「ついじゃねー。 ただでさえ、あいつも目立ってるんだ。」

「たまに顔出せば。」

「面白くない奴らもいる。」

(聞いて、ソラは憤慨した。)

「・・。 んなの、おかしいじゃねーか。 あいつは・・っ。」

(ソラが反論しようとした時。 今度はA組の側で、
騒ぎが起こっていた。)

***

「な〜、夏樹。 キャンプ行かね〜? キャンプ。」

「え?」

「紫苑は、水族館がいいっていうんだけどよ。 みんなで行くならやっぱ

キャンプだろっ!」

バシッ

「今話すんじゃないわよっ。 あとにしなさいっ。」



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