HOMENovel
Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter95 『強く』 95-30
***
パキッ パキッ
コォォォーッ
(ピュアの右手がゆっくりと動き。 ピュアは戦慄した。)
『!///』
『手が・・っ勝手に・・っ!///』
「これはっ、《緊縛》の・・っ。」
(ピュアの指先に、小さな。 クリーム色に光る魔法陣が
静かに回転し、姿を現し始めた。)
「そう・・。 《緊縛の糸》」
「人に対して使ってはいけない、人を操る“闇の魔術”の一つ。」
「だったかしら?」
「上手くできるかしら?」
「どこ狙う?」
(理恵は、ピュアの手を操りながら。 目標を選ぶふりをした。)
「プールは、どうかしら?」
「蒲公英ちゃんが・・いるよね。」
「驚かせてあげようか。」
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