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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter95 『強く』 95-33
「ドラゴン・・っ!」
(ピュアは、恐怖に瞳を見開き。
クリーム色の光が。 大きな、体育館の屋根を目指し、飛んでゆくのを見た。)
「ソラさま・・っ!///」
(ピュアは、恐ろしくて、その先を見ることが出来なかった。
ぎゅっと目を閉じ。 魔法が放たれる音を聞いた。)
パシッ パリンッ・・!
***
「・・ん。」
(夏樹は、明るい日の射し込む。 体育館の天井。
窓ガラスが、僅かに揺れたのを感じ。 上を見上げた。)
『何だ・・?』
(幾人かの生徒も、音を感じ。 頭上を見上げる人。 窓の外を見る人がいた。)
(途端にミイが、列の先頭から走り寄り。 ソラの腕をつかんだ。)
「ソラ・・っ。」
「ピュアちゃんに何かあったみたい。」
「何・・っ!」
(ソラは、ピュアが待っているはずの、外を。 身を乗り出して見た。
そこには、何か。 不思議な光をまとい。 身動きしようと抵抗しているピュアの
姿があった。)
『ピュア・・!』
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