HOMENovel

Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter95 『強く』 95-37


「《次元の扉》」

カッ・・! ゴワッ・・!

(ピュアの指先から、見たこともないくらい大きな魔法陣が
姿を現し光った。)

「《青の竜》・・っ!」

「きゃぁぁぁ〜っ!///」

(驚くピュアの目の前で、プール一面を覆い尽くす程の大きさの、
巨大な魔法陣が展開し。)

(眩い光を放ちながら、地上に落下すると。
爆風を上げながら、その光は焼きついた。)

(ソラの水色の瞳が見開いた。)

「魔法陣・・っ!」

ゴウンッ・・!

ドンッ・・! ゴワァァァァーッ!

***

ダッ・・

(春人は、夏樹をその場に残し。 僅かに見えた光が指し示す先。
プールの方角へ向かって、走り出した。)

「春人さん・・っ!」

(チイは、春人の背中に呼びかけた。)



『 次ページへ 』 『 前ページへ 』
このページのトップへ