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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter95 『強く』 95-38


「・・何の音・・?」

(佐織が、外の物音に気づき、顔を上げた直後だった。)

ゴオッ・・!

バリバリバリバリッ・・!

(大きな体育館の、巨大な窓ガラス。 建物全体を、揺する程の、
まるで、突風か、竜巻のような衝撃が。 体育館を襲った。)

「「きゃあぁぁぁ〜っ!」」

***

バッ・・ ゴワァァァーッ!

バリバリバリバリッ・・!

(ソラは、魔法陣が落下すると同時に、その真下に飛び込んだ。)

「《闇の力を秘めし鍵》《解き放て》・・!」

「《時の守護》!」

(爆風の中に、鮮やかな水色の髪が舞い上がった。 引き出された剣が、
一瞬。 太陽に反射し、光るのをミイは見た。)

「《光の剣》・・!」

ガッ・・!

バシャーンッ・・!!

『ソラ・・っ!///』



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