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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter95 『強く』 95-39


ザバッ・・ バシャシャシャッ・・ バシャンッ

(衝撃は大きかったが、一瞬のことで。 誰も止めることができなかった。)

「・・・っ。」

「・・・///」

(春人は息をのみ。 プールサイドで、ちょうどその場にいた蒲公英を抱え。
身を伏していた。 目を開けると、微かに。 水面は揺れていたが。)

(先ほどの光は無く。 強い衝撃で、舞い上がったかに見えた。 水は、
なにごとも無かったように、静かに。 波打ち、太陽の光をきらきらと反射させていた。)

「・・あ?」

「何だ? 今、空が。 ここへ向かって来たような気がしたが・・。」

(春人の腕に抱かれ、蒲公英が、不思議そうな顔をした。)

「・・今日はプールちゅうし?///」

(春人が気づき、戸惑いながら。 立ち上がった。)

「あ。 いや。 やろうか。 先生もすぐ来る。」

(蒲公英は、笑顔になって、数馬のもとへ走った。)

「///わ〜い/// 数馬くんっ、プールはじまるよっ。」

トットットッ

(春人は、顔をあげ。 衝撃波が撃ち込まれた、上空。 ちょうど、善と理恵。
ピュアがいた、巨木の上を見上げた。)

「・・?」



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