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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter95 『強く』 95-40


「何ともないのか・・? 空・・。 どこへ行った?」

(見上げる先、先ほど。 地響きさえ感じた体育館も。
何の変わりもなく。 いつも通りに、建っていた。)

***

「はぁ・・っ。 はぁっ・・///」

「ああぁっ///;; なんてこと・・っ!」

「蒲公英ちゃん・・っ!」

「みんなっ・・!///」

(ピュアは、恐ろしさに涙を流した。)

「あ〜ぁ〜あ〜ぁ〜。 つ・ま・ら・な・い。」

「な〜んで、邪魔・・するかなぁ?v」

「ね〜v フェルゼンv」

(理恵はため息まじりに首を振り。 善は、ピュアを放し立ち上がると。
氷の様な目で地上を見た。)

「下衆がぁ・・っ! ・・っ、殺してやる・・っ!」

コォォォオーッ

「!///」

(ピュアは顔を上げ、プールの方を見た。 そこは何も被害を受けていない。
楽しげに、小学生たちが。 姿を見せ始めた。)



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