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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter95 『強く』 95-45


バキバキバキバキッ・・!

***

「邪魔・・だよ。」

「お前・・っ。」

「何度、俺の邪魔を・・すれば・・っ! 気が済む・・っ!」

「この・・っ、下衆がぁ〜・・っ!!」

(善の、小さな身体は、異空間に舞いあがり。 ソラのいる。 学校の景色を包み込んだ、
別の異空間の様子を、見守っていた聖の。
眼前の、空間の壁を突き破った。)

バキッ・・!

ピシッ・・ パリパリパリッ バシャーンッ

(聖は、うざったそうに、そんな善を横目で見ると。 別の異空間の中へ、移動した。)

コォッ

「・・くっ。 俺の相手は、しないっていうのか・・?」

「なぁ? この俺が・・。 お前と遊んでやろうっていうんだ・・。」

「出てこいよ・・っ。」

ドンッ・・ バキバキバキッ!

(善は、もう一つの空間も打ち砕いたが。 聖はさらりとかわしただけだった。)

「くすくすっ。 僕は、興味ないんでね。」



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