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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter95 『強く』 95-5
(ミイは、頬をふくらませた。)
「///むぅっ。 いいもんっ、どうせ下手ですよ〜っだっ///;」
「でもっ、おばあちゃんに食べさせてあげたいのいっぱいあるな〜。」
「肉じゃがでしょ〜♪ オムレツに・・、ハヤシライス〜・・。」
(懐かしさと、不安が込み上げ。 ミイは涙ぐんだ。)
『《ミイや・・。》』
「おばあちゃん・・///;」
(ソラは大きな手で、ミイのオレンジ色の髪の頭をわしゃわしゃと撫でた。)
「大丈夫だよ。 大巫女なんて、ちょっとのことじゃくたばらねーって。」
「安心しろ。 みんな無事だよ。」
(ソラの言葉に、ミイはうなずいた。)
『俺たちは、少しずつ。 記憶を取り戻していた。』
『俺のいる、風見市に、どこか似ている。 小さな街並み。』
『それから、森。 この街の、豊かな海とは違うが、同じ様に広がっている。
広大な、砂漠の海・・。』
『目に留まる景色は、どこか懐かしくて。 エアリエル国を思い起こす。』
『俺の、帰るべき場所だ。』
「壊すだけじゃない。 きっと、解決方法がある。」
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