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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter95 『強く』 95-61


「お前っ! そのままの格好で来んなよっ///」

「あははっ! 無事でよかった・・///」

(ふわふわにカールした長いクリーム色の髪。 ショートケーキのように。
可愛らしい。 フリルのドレスに。 駆け込んだ拍子に。 のぞいた、可愛い
ニーハイソックスの細い足。 甘い香りまでしてきそうな、ピュアの可愛らしさに。
みな見惚れた。)

「かわいい〜っ♪」

「ソラくんの彼女?」

「へ〜。 ソラくん、彼女にコスプレさせてるんだ〜。」

(白い目で見る女子たちに、ソラはぶんぶんと首をふった。)

「ぎゃ〜っ///; ちがうっ! 俺はっ!」

(だが、動揺したところが。 ますますツボにはまってしまったようだ。)

「で、ミイちゃんと二股なんだ?」

「だ〜っ!/// ちがうっ。 俺は、ミイ一筋・・っ!」

「って、何言わすんだよぅ・・;;」

(ミイは、聞き逃すまいと。 ソラに詰め寄った。)

「えっ? 何?///」

「もういいっ。」

(そばで聞いていた、夏樹が。 微笑んでいたので。 ソラは安心した。)



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