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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter96 『求めるもの』 96-55


(ソラは、親指で。 自分と、小さなミイと。 後ろに立つピュアを指さした。
ミイと、ピュアは。 嬉しそうにうなずき夏樹を見た。)

「うん。 ソラだけじゃ心配だから///」

「それとね、ソラが。 行ってみたいんだって///」

「東京。」

(そっと、ミイは夏樹に耳打ちし。 瞬く夏樹の前で、ソラは両手でミイをぎゅっと
抱き寄せると。 ふざけてミイの口元を隠した。)

「!/// やめろ〜っ; 都会に憧れてる田舎者みたいじゃねーかよっ。」

「(むぐっ)///・・だって/// ソラっ、言ってたもんっ!」

「(コホンッ)」

(もめ出した二人の間を割って。 ピュアが小さく咳払いし、夏樹の前に進み出た。)

「(ほんとうは・・v 夏樹さまが心配なんですよっv)」

「ん?」

「(二人とも、そう言ったら、夏樹さまが断るからって。)」

「(東京見物に行きたいってv そう言おうって、さっき相談してたです・・v)」

(ピュアは、こそっと。 夏樹本人に耳元で囁き。 夏樹は思わず笑った。)

「ぷっ。 ・・そんな芝居いらないのに。 ついて来ても良いよ。」

「(あっ/// あとですねっ。 これは内緒ですけどねっ///v ピュアの鞄の中身は、

・・・。 実は・・っv 魔法グッズですよっv)」



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