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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter96 『求めるもの』 96-72
(だが、千波は。 何を言いたいのか、自分でさえ分らなかった。)
「もう、しばらく会えないと思ったから・・っ。」
「うん。」
(そんな千波の様子を、夏樹は静かに見つめ。 うなずいた。)
「帰って来ないと思った。」
「どうして? ここはずっと、僕の家だよ。 FOTも大切な場所だから。」
「/// もうっ・・。 どうして、今来るのよっ!///」
(千波は、夏樹を突き放して。 両腕で、顔を覆った。)
「お姉ちゃん・・、今、涙腺弱いの・・っ!///」
「え?」
(夏樹は、わざと、千波の側に寄り。 顔を覗き込んだ。)
「///;; 聖が、ご飯を食べてくれないの・・っ!;;」
(顔をあげた千波は、せきを切って。 泣きだした。)
「わ〜〜〜んっ///;;」
「夏樹・・っ!/// 会いたかった・・っ、会いたかったよ・・!」
(夏樹は、笑顔で。 千波を見つめ、うなずいた。)
「うん。 僕も、会いたかったよ。」
***
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