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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter96 『求めるもの』 96-79


(朝日の射し込む、四本柱の玄関に。 赤い羽根をまとう皆が立っていた。)

「気がすんだかよ。」

(両腕を組んだ、水色の瞳が。 満足げに微笑み、夏樹を見下ろした。)

「うん。」

(夏樹は、気持ちがすっきりした様な顔をしていた。)

トッ トッ

「すげーな。 ここが、お前ん家。」

「本部のでっけービルもスゲーけどよ。」

(ソラは、巨大な洋館の外に立ち。 年代と温かさを感じる白壁を、見上げた。)

「うん。」

(ミイとピュアは、目を輝かせ。 うるうるしていた。)

「ソラ〜っ、わたしもこんなお家に住みたいっ!///」

「ピュアもですぅ〜っv」

(2人は、ソラの背中をひっぱり、叩き。 懇願した。)

「王子〜♪///」

「王子〜っv」

(ソラは笑った。)

「痛っ; すんませんね〜。 王子、貧乏で;」



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