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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter96 『求めるもの』 96-82


コォォォーッ

バササッ・・

『この世界は・・。 光に満ちていた。』

コォォォーッ

(素早く移動する空間は。 通り過ぎる、都内の景色を。 鮮やかに映し出した。)

「わぁ〜っ!/// 見てみてっ!」

「あれっ/// レインボーブリッジじゃないっ?///」

「きゃ〜っ/// スカイツリーっ!///」

(ミイの目の前に。 上空から見下ろす、海の上に浮かぶ、巨大な都市群が
姿を現し。 ミイは、良く見ようと飛び跳ねた。)

「うおっ; あぶねー、飛びだすなって。 放り出されたら、

ミイ。 ちっちゃすぎて、見えねーんだからなっ。」

「うるさいっ///;」

ゴオオーッ

(次々と切り替わる足元の景色に。 流れる強い、空間通路の風に。
夏樹は瞬き。 その目に、巨大な街の中に。 暮らす人々の存在を、焼き付けた。)

『そうだ、皆のいる。 この世界は・・。』

ゴォォッ・・!

バッ・・



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