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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter97 『共に。』 97-10


「///うふふっ。 冗談よ。 春人さんが、みんなの分用意してくれてあるから。」

「今夜は、海辺のホテルも取ってくれてるし、豪華ディナーつきですって。」

(聞いてソラと、後ろから来た佐織が、ハイタッチした。)

「やった〜っ!」

「///ほんとっ!」

「明日は、海でしょ〜♪ それから風見海浜公園でキャンプに、明後日は、遊園地。」

「3日間とも、良い天気になりそうねっ!」

(言いながら、佐織は、ポニーテールの長い髪をゆらし。 半袖の手を腰に、
抜けるように青く高い空を、見上げた。)

[「風見水族館へようこそ♪ 本日は、夜の特別ライトアップを開催します。」]

[「願いが叶うと言われる、『青の世界へ』。 ぜひ、夜までお楽しみください♪」]

(館内放送に、佐織の目は輝いた。)

「良い! 良いわよ〜っ♪ ぜっこうのチャンスじゃないのっ!///」

「だなっ! うぷぷっ///」

(ソラと佐織は、意味深に、囁き合った。)

「なにが、ぜっこうのチャンスなんだよ? 2人してにやけて〜っ。」

(駆は、ソフトクリームを一口頬張りながら、列に戻って来た。)

「んおっ。 うめっ、さすがロイヤルソフトクリーム!」



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