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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter97 『共に。』 97-102


「わぁっ/// わたし白。」

「ピュアは、ピンクがいいです〜v」

(ぬいぐるみを抱きしめると。 ピュアは、可愛らしいスカートを揺らし、
軽やかな靴音を立てながら。 くるくると回り、辺りをステップした。)

「これなら、連れて帰れるだろ。」

「ソラ、ありがとっ♪」

(3人は、駆、春人、チイ、佐織と合流した。)

「おかえり。 どうする? 夏樹たちが戻るまで、待ってようか?」

(駆は、ソラを迎え、声をかけた。)

「いや。 先に見ててって。 “闇の力”が取れるまで、少し休んだら、追いかけるから。」

「すぐ、この上にいる。」

(ソラは言いながら、上空を指さした。 空には、一番星が輝き始めていた。)

「上って・・。 異空間ってやつか。 平気か?」

(春人は瞬いた。)

「ああ。 異空間の水族館内にいるよ。 大丈夫。 敵は消えたし。」

「今は、魔法の力で、周りの“闇化”も止まってる。」

(ソラの言葉に、チイは安堵した。)

「良かったわね。」



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