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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter97 『共に。』 97-103
(だが、佐織は、不機嫌そうにソラを睨んだ。)
「チイ〜っ、ちっとも良くないわよっ。 危ないことばっかして・・。
何かあったら・・。」
「せっかくの1日が台無しじゃないのっ! 明日からはっ!しっかり遊ぶからねっ!」
(ソラは、水色の瞳で瞬き。 少し考えたあと、頭上に輝く、一番星を見た。)
「わるかったって! けど、そうかな? ロマンチックな時間はこれからだろ。」
「紫苑が追いかけて行ってる。 夏樹が来られないなら、自分がそこへ行くって。」
(ソラの言葉に、佐織は顔を輝かせた。)
「・・えっ!/// おお〜っ///」
「ははっ。 だろ?」
(ピュアのクリーム色の髪が、くるくると揺れ。 水族館の正面ゲートを照らす。
両脇の明かりが、ふいに。 青色に点滅し。 ピュアは、ライトの下で、
踊っている様に見えた。)
ポッ ポッポッ ポッ・・
[「風見水族館へようこそ♪ 夜の特別ライトアップを開催します。」]
[「願いが叶うと言われる、『青の世界へ』。 どうぞ、お楽しみください♪」]
コワァァァーッ シャラララーンッ・・
(皆は、明かりに導かれるように。 館内に入った。)
(音楽と共に、館内が、美しい青い色彩に染まった。 ソラとミイの立つ足元から。
通路が、流れる海のように。 青に点灯してゆく。 両脇の小さな水槽が、青に灯り。
最後に、正面の。 大水槽を、大きな青いライトが、照らし出した。)
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