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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter97 『共に。』 97-104


「わぁっ/// きれい・・っ!///」

(ミイは、小さな背を。 出来る限りのばし、まるで海の中の世界に。
飛び込んだように、感動した。)

ぐぅ・・

(途端に、大きなお腹が鳴る音がし。 ミイは瞬き。 春人は笑った。)

「ソラ〜っ!///」

「ロマンチックの欠片もねえな。」

(音の主は、ソラだった。)

「はぁぁ〜っ、先輩っ。 腹へった〜;」

「豪華ディナー行きて〜っ。」

「魚が美味そうにしか見えない。」

(ソラは空腹を抱え。 美しい水槽に、張り付いていた。)

「くっ、そういや。 あいつはどうした? ペンギン。」

(春人の声に、ソラは笑った。)

「ペンギン? ああ、菖蒲のこと。」

「紫苑ちゃんと一緒に、様子見にいっちゃったかな。」

(聞いたミイも微笑んだ。)

「///ねぇ、なんで春人さん。 菖蒲さんのことペンギンって呼んでるの?///」

(少し想像がつきながら、ミイはソラの背中をつついた。)



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