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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter97 『共に。』 97-12


おみそ汁のつぎに、大好きです〜v///」

「みそ汁か・・しぶいな。 海外から来るのと同じ感覚なのか。」

(春人は、物珍しそうに、ソフトクリームと同じ。 甘い香りが漂う、ピュアを見て
微笑んだ。 クリーム色にカールするやわらかな髪が可愛らしい。 ピンクの頬に、
いっぱいに、頬張っていた。)

「ミイさまもっ、食べますか?v」

「食べる! 食べる〜♪」

「ソラ〜っ。」

(ミイはソラの背中を引っぱり、ソラはしぶしぶ財布を広げた。)

「はいはい。 ・・、菖蒲も食うかな?」

「・・ところで、紫苑の様子、大丈夫か?」

(ソラは顔をあげ、佐織に問いかけた。)

「ん? だ〜い丈夫よ。 化粧室、少し混んでるみたいだったから。」

「夏樹くんと、菖蒲くんが、様子見に行ってくれてるし。」

(ソラは、少し心配そうに、瞬いた。)

「なんか、緊張してるみたいだったから。」

「いつもと違うっていうか。」

(意外に、気づいているんだと、佐織は、ソラを見直した。)

「わたしも、ときどきそう思う時あるよ。」



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