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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter97 『共に。』 97-16
シャラララーンッ
シャラララーンッ
(開館を告げる賑やかな音楽と、楽しそうに行き交う人々の声、足音が混じる。)
(時の流れが、ゆったりと流れだす。 そんな錯覚の中。
ソラは、異世界の、昔の記憶を思い出していた。)
【ソラよ、良く聞け。 ・・魔女は、自ら死ぬことは出来ぬ。】
【王と“聖なる樹”を守ると誓う、“魔法契約”の力により】
【国を守り、見届けるため、半永久的命を得ておるからじゃ。】
【死すべき方法はたった一つ・・。 王と交わす“魔法契約”を破るしかない・・。】
【“魔法”を破るとは、絶やすことじゃ。】
【王となるルイが死ねば、魔女は死ぬか?】
【まだ、未来を担う。 次の王となるべき若い命がおる・・。】
【・・じゃから、魔女は。 次の王位を担う姫、リュウジュを追い、
自ら“聖なる樹”の森を焼いた。】
『・・この記憶・・、エアリエル国にいた頃のだ・・。 リュウジュ・・!』
(ソラは、聞き覚えのある名前を思い出した。)
【だが・・。 それでも、死ねなんだ・・。】
【なぜじゃ・・?】
【リュウジュは魔女に追われ、異界の地へ落ちた。】
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