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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter97 『共に。』 97-20


「んなこと、知るかよっ。」

(ミイは頬を染めて、呆れた。)

「///ええ〜っ!///;」

(ソラは笑った。)

「あっはっはっ! そうか、そういうことかよっ! ぜって〜、守ってみせるっ!」

「“闇の樹”の最後の王だぜ。 あいつは・・。 死なせてたまるかっ。」

(水色の瞳は、生き生きと輝いていた。)

「地上に来て良かった。 俺は、あいつのことが好きだ。」

「“闇の力”を、ただ憎んだり、恨み、滅ぼすことを、考えなくて済む。」

「もしも、“鍵”だけなら、俺は、壊していたかもしれない。」

「大巫女の言うように、魔女の呪いは、夏樹を壊すために、

この地上へ届いたのだろう。」

「そうか。 きっと“リュウジュ”は、この地上に来て、

夏樹を、呪いから守りたかったんだよ!」

「“鍵”には、リュウジュのそういう想いが詰まってるんだ。」

「壊すことは、俺の答えじゃない。 ミイ。」

「たとえ、生き残るためでも。 自分と違う力を否定し、拒む争いをしたくない。」

「俺は、俺の答えを見つけ出す。」



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