HOMENovel

Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter97 『共に。』 97-77


『「お母さん・・。」』

(記憶の中の、幼い夏樹は。 いつも戸惑っていた。)

「好きに、生きて良いのよ。」

「夏樹。」

チリリッ・・

(夏樹の胸元で、小さな銀の指輪が鳴った。)

(微かに甦る記憶が。 夏樹を勇気づけた。)

「胸を張って、生きなさい。」

***

『未来がどうなるかなんて、そんな先のことは僕にはわからない。』

『どんな未来が待っていようとも。』

『僕は。』

『今、戦うことを選ぶ。』

***

***

「「《光の力を秘めし鍵》よ・・。」」

(異世界、エアリエルで。 セナは呪文を唱えていた。
美しい透明の長い髪が、魔法に揺れ。 輝く装飾の杖先が、強い光を放つ。)



『 次ページへ 』 『 前ページへ 』
このページのトップへ